こんにちは!シュンです。
今回は、「三為業者と仲良くなり、1年で6棟購入した話」をしていこうと思います。
三為業者とは、第三者のためにする契約を用いて物件を転売する不動産業者のこと。
通常取引は、A(売主)とB(買主)がいた場合、
物件はA→B、代金はB→Aという流れになります。
そこに、C(三為業者)が入ることによって、
物件はA→B、代金はB→C、C→Aという流れになります。
通常であれば、物件の所有権移転登記もA→C→Bとなるのですが、
「中間省略登記」といって、A→Bのみでよいことになっています。
ちょっと難しい話になりましたが、簡単に言うと、「転売業者」です。
一般に「三為業者」は、いいように言われないことが多いです。
B(買主)は、A(売主)がいくらで、C(三為業者)に売ったか分かりません。
極端な話をすると、Cが5000万でAから買って、
Bに1億で売る、ということができてしまいます。
実際に、そのような取引が行われていたようです。
今回は、このような三為業者から、1年で6棟購入した話をしていきます。
1.三為業者との出会い
出会いは何だったか・・・
正直覚えていませんww
数ある業者からのメールの中で、圧倒的に高い利回りで掲載されていた物件に惹かれ、
問合せをしたんだと思います。
たぶん。
高利回り物件って魅力的ですよね?
でも、その分、リスクもはらんでいるんです。
リスクというか、物件の問題、課題。
立地が悪い、客付けが難しい
間取りが悪い、修繕されていない
空室が多い、近くはライバル物件だらけ
古い、ボロボロ、滞納者がいる
心理的瑕疵あり、再建築不可・・・・
同じ物件は二つとないので、
隣同士の似たような物件でも、
抱えている問題が違います。
不動産投資に限らず、
ビジネスって「課題解決」ですよね?
問題・課題が大きく
それを解決できるほど、利益は大きくなります。
ホントに、
社会貢献
です。
近江商人の
「三方良し」(「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」)
ってありますが、
不動産投資は、問題・課題が大きいほど、
「他方良し」
になると思っています。
売主よし、買主よし、仲介業者よし、入居者よし
近隣地域よし、銀行よし、リフォーム業者よし、、、etc
やりがいがあり、
まさに天職だと思っています。
周りのみんなが良くなっていくので、
神様も応援してくれるのでしょう。
いい話がどんどん舞い込んできます。
そんな中、この三為業者と出会いました。
2.なぜ、同じ業者から1年で6棟も買えたのか?
そうして、三為業者から物件紹介を受けることとなります。
何件か紹介されていくうちに、
明らかに安い物件を紹介されました。
ただ、やはり、問題・課題が大きい物件。。
まず、古い。
築40年超えの木造。
もちろん、ボロボロです。
そして、客付けに苦労しそう。
狭い1K、3点ユニット(風呂トイレが一緒)、
10部屋中、1部屋しか入居していませんでした。
駅から遠く、坂の途中にある物件。
しかも、駐車場が1台しかない。。。
さらには、部屋に洗濯機置き場がなく、
共有で有料の洗濯機が1台置いてあるのみ。
どうでしょう?
尻込みしてしまいませんか?
私も今書いていて、「よく買ったな」
と思っています。
こんな物件ですが、ようやく、
10部屋中、7部屋決まりました!
話を戻すと、
なぜ、同じ業者から1年で6棟も買えたのか?
その理由は、二つあると思っています。
①買うと言ったら、必ず買う
②買った後に文句を言わない
①買うと言ったら、必ず買う
これは、必須ですね。
「買います」と言ってから、よく考えて、
ひよってしまって、「やっぱりやめます…」
ということって、けっこうあるって聞きます。
「買います」って言ったら、
業者は、売主さんとの調整や、契約書作成など
色々と動きます。
散々動かされて「やっぱやめます」
だったら、次から取引したくないですよね。。
定食屋に入って、焼肉定食を注文して、
出来上がりそうなときに「やっぱやめます」みたいな。。
定食屋は、料金取れるでしょうが、
不動産屋は契約しなければタダ働きです。
②買った後に文句を言わない
買った後に、色々文句をつけてくる買主も多いみたいです。
不動産業者さんからしたら、これもタダ働き。
買う前にちゃんと確認してよ~~
って感じだと思います。
一度、購入したい物件で、2番手になったことがあります。
しかも、1番手のほうが価格は高く出しているとのこと。
ただ、この業者は、私がノークレームだということを知っている。
1番手の方は、購入前から色々と面倒くさいことを
事細かに聞いてきたようです。
それで、多少安くても、シュンさんに売りたいと。。
結局、私の買付どおりの金額で決済していただきました。
「面倒くさい客と思われない」
これも、不動産業者から見ると大切な要素のようです。
3.役場とつながりの強い業者とのつながり(一括借り上げ)
問題・課題が多い物件をそんなに買って大丈夫?
ちゃんと客付けできるの?
って思った方も多いかもしれません。
実は、これにもカラクリがあり、
タイトル通り、「役場とつながりの強い業者」との出会いがあったのです。
その方は、役場と太いパイプを作っており、
定期的に役場から、生活保護の方の住居を探してくれ、
という依頼があるというのです。
しかも、住居を私から一括で借上げしてくれて、
生活保護の方に提供します。
三為業者から物件が来たら、まずこの方に見てもらって、
一括借り上げOKとなった物件を購入する、
というスキームが出来上がりました。
住居を見つけるのが難しい方に、住む場所を提供する。
まさに、「社会貢献」です。
「俺っていいことしてるな~~」
という感じがして、
どんどん、自己肯定感も上がっていくのが分かりました。
4.信用と信頼
信用と信頼の違いってわかりますか?
信用は、
「信じて任用すること。確かだと信じて受け入れること。
現在の行為から考えて、将来必ず義務を履行するだろうと推測し信認すること。」
のようです。
信用取引、なんて使い方をしますよね。
一方、信頼は、
「信じて頼りにすること。 頼りになると信じること。 また、その気持ち。」
このように、
信用はこれまでの行為や業績、
実績や成果に対する評価によるところが大きいようです。
信頼は、その人自身の人柄や考え方、
立ち振る舞いなどに重きを置いていますね。
何が言いたいかというと、
「購入する」という実績を積んで「信用」を得て、
「クレームを言わない」ことで、「信頼」してもらう。
ちょっとしたことの積み重ねで、
関係を構築していくことができます。
信用も信頼も、無くすのはほんの一瞬。
そこには十分気を付けて、
物件を購入し続けていきたいですね。